はじめに
なかなか終わらない仕事、レポート、宿題…
「１日２４時間じゃ全然足りないよ！」
そんな風に思ったことはありませんか？
僕も、時には睡眠時間を削って頑張ってみたり、リフレッシュする時間まで犠牲にしてしまったり…そんな苦い経験をしたことがあります。
しかし、そんな悩みはある時間術との出会いをきっかけに、劇的に改善しました！自分のやりたいことに充てられる時間が増え、今では充実した毎日を送ることができています。
この記事でご紹介するのは、明日からにでもすぐに実践できる方法ですので、ぜひ最後までご覧になってくださいね！！
生産性が２倍に！？時間を２次元で考えよう
１日２４時間、その中で仕事に使うことのできる時間は標準的に８時間ほどでしょう。
たとえば自分が、いつも８時間にこなしている仕事量を仮に８としましょう。休憩時間を加味せず単純計算すると、１時間に１の仕事量をこなすことができるということです。この前提に立つと、繁忙期などに１０の仕事を与えられた場合、オーバーした分の２の仕事量は２時間の残業でカバーすることになってしまいます。
しかし、同じ職場には１０の仕事を８時間で終わらせてしまうような「仕事の速い人」がいます。この差は、生まれながらに能力が違うことを表しているのでしょうか。
…それは違います。
仕事を効率化する方法は今後いくつか紹介していきますが、今回は「時間を２次元で考える」という方法をご紹介したいと思います。
そもそも時間は、すべての人に平等に与えられています。では、同じ時間の中での成果の違いはどこから生まれているのでしょうか。
それは、
「仕事量＝（能力×）時間」ではなく、
「仕事量＝（能力×）集中力×時間」
であるということで説明できます。
それでは、詳しく説明していきます。
誰しも、「今日は仕事がはかどった！」「この１時間はとても集中できた！」という経験があるでしょう。この完全に集中している感覚を「フロー状態」といいます。スポーツの世界でいうと「ゾーン」ともいわれる現象です。
１の集中力で１時間仕事をしても、仕事量は「１（集中力）×１（時間）」で１ですが、２の集中力で１時間仕事をすると仕事量は「２（集中力）×１（時間）」で２になるわけです。
これはちょうど、面積のイメージに近いと思います。集中力の高い人は、同じ時間でこなせる仕事量（面積）が大きくなるのです。このことが「時間を２次元で考える」という所以です。
つまり、「フロー状態」を１日の中で２時間作ってしまえば、前述の１０の仕事量を８時間でこなすということは、十分達成可能なのです。
実際には、フロー状態に入ってしまえば２倍以上の効率を達成することも可能ですし、その時間を増やしていけば、１日にできる仕事の総量を２倍にすることも十分可能なのです。
とはいっても、「意図的に集中力を高められたら苦労しないよ！」と思われた方が多数であると思います。
次は、集中力の高まるゴールデンタイムについて解説していきます！
集中力の高まるゴールデンタイム
１日の中で、集中力の高い時間はいくつかあります。
①朝起きてから２，３時間
人は、朝起きてから２，３時間は脳が疲れておらず、フレッシュな状態で活動できます。ただし、十分な睡眠をとってしっかり回復することが大切です。１日７時間前後の睡眠を確保するためにも「２次元仕事術」を活用しましょう！
ただし、この時間にメールを確認したり、集中力を必要としない業務をこなしたりすることは、２次元仕事術にとって損失であるといえます。仕事の順番もコントロールしましょう。
②午前中
午前中は、疲れが出てくる午後と比べて集中力の高い時間といえます。午前中の過ごし方がその人のパフォーマンスを決めてしまうといっても過言ではないと個人的には思っています。
ただし、集中力を数時間も連続で保つことはできません。１５分、３０分、４５分など細かく時間を区切って気分転換すると、より効率的に活動するでしょう。また、時間を細かく区切ることで、後述の「締め切り効果」を働かせることができます。
③お昼休憩後
お昼休憩は良い気分転換となります。午前中の疲れをリフレッシュし、集中力の高い状態で午後のスタートを切るためにも、仕事をしているデスクとは別の場所で昼食をとり、リフレッシュを心がけることをオススメします。
④終業前
「テスト前日の深夜になると、抜群の集中力を発揮していた！」「夏休みの宿題は最終日にまとめてやっていた！」そんな経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。何かに追われるといつも以上に力を発揮できるのは、「締め切り効果」によるものです。日々の仕事でも、「帰るまであと１時間！」という焦りを上手に活用し集中力を発揮することで、良い仕事をすることができるよう意識していきましょう。
まとめ
僕自身、仕事を「集中力×時間」の２次元で考えるようになってから、残業が劇的に減りました。最も大切なポイントは、集中力の高い時間に何をするかであると思います。時間術を意識すると、集中力のなくなった残業の時間に２時間かかった仕事が、朝の３０分で終わってしまうようなことが何度も起こります。また、「フロー状態を経験すると、その後もフロー状態に入りやすくなる」「上司がフロー状態を経験した職場は生産性が向上する」といった研究もあります。まずは、意識し実践してみることが大切です！
もし上手くいったら、周りの方々にも広めていってくださいね！それでは！
【参考文献】
「神・時間術」樺沢紫苑 2017
「ゼロから”イチ”を生み出せる！がんばらない働き方」ピョートル・フェリックス・グジバチ 2019
「Google流疲れない働き方」 ピョートル・フェリックス・グジバチ 2018
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