【座右の銘】言葉にも数値にもなっていない世界が大半である

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はじめに

皆さんには「大切にしている言葉」や「座右の銘」はありますか?

僕はよく本を読むのですが、読んでいる最中に「素敵だな」と思う言い回しや言葉を目にする機会が多くあります。

わたしたちは、自分の知っている「言葉」でしか「考え」や「感情」を表現し、伝えることはできません。

「奥ゆかしい」という言葉を抜きにして、「奥ゆかしさ」を表現することは難しいのです。

また、多くのラブソングの中には「大好きじゃ伝えきれない」とか「愛してるじゃ足りない」というような歌詞のものもありますが、これらの表現は、わたしたちの感じている感情が既存のボキャブラリーの枠組みの外にあることを表しているのではないでしょうか。

今回の記事でご紹介する言葉は、わたしたちの「感情」や「知覚」を豊かにし、多くの学びや発見につながるものであると思います。

学生の皆さんであれば、「座右の銘」として面接などの際に役に立つ知識になるかもしれません。

また、今回の記事は、安宅和人さんの著書「シンニホン」の中から個人的に大好きな、そして大切にしている言葉をご紹介するものとなります。もっと詳しく知りたいと思ってくださった方には、僕の読んできた本の中でも大変オススメできるものとなっていますので、是非チェックしてみてください!

それではいきましょう!

学び続けるすべての人にお届けする、大切なメッセージです!

言葉にも数値にもなっていない世界

それでは、早速ご紹介します。

”世の中の大半は数字にも言葉にもなっていない”

この言葉は「シンニホン」の中の、

「知覚を鍛えるために必要なマインドセットは、言葉、数値になっていない世界が大半であることを受け入れることだ。情報のインプットや数字に偏っている人は多い。しかし、世の中の大半は数字にも言葉にもなっていない。仮に誰かにされているとしても、自分では数値化・言語化できていない部分にほとんどの情報があると受け入れられない人は、知覚できることも限定的になってしまう。

「シンニホン」安宅和人

という文章の一部です。

つまり、論文や文献を読んだり、家族や友人、上司、先生の話を聞いたり、電卓をたたいたりすることは確かに重要ですが、それではカバーできない部分が世界のほとんどを占めているということです。自分の目で見て肌で感じること(一次情報:本人が体験から得た情報)に勝るものは存在しないのです。

百聞は一見に如かず」です。「シンニホン」の中でも、手と足を動かし、頭も動かすことの大切さが知覚を鍛えるもう1つのマインドセットとして記されています。

この世界には、あらゆる時間を削って本を読み漁ってもたどり着けない場所が確かに存在しているのです。

この記事の冒頭でも述べたように、確かに「言葉」を知らなければ表現できない世界は存在します。

しかし、このことの裏を返せば、言葉で説明できる部分だけで世界をのすべてを感じ、表現することはできないのです。

僕は、この言葉との出会いをきっかけに、余暇の時間をこれまで以上に「体験すること」を大切に過ごすようになりました。

まとめ

今回ご紹介した、

”世の中の大半は数字にも言葉にもなっていない”

という言葉は「学ぶこと」「知覚を鍛えること」に限ったものではありません。いろいろなものを食べること、いろいろな土地に出向くこと、風景になぜ美しさを感じるのか考えること、たくさんの人と出会うこと…全てがあなただけのかけがえのない財産となります。

簡単に言葉にできないような、微妙な感覚を受け入れることです。

さぁ、次の休みはどんな体験をしましょうか?

それでは!ありがとうございました!

【参考文献】

「シンニホン」安宅和人 2020

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