【極意】言葉・数値では説明できないところに”価値”は生まれる

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はじめに

こんにちは!しょーです!

今日の記事は、

言葉や数値で説明することの限界を理解する」という”発想力向上”と”新たな価値創造”をするうえで欠かすことのできない価値観について解説していきます!

この記事は、

これからの時代を生きるすべての方

に有益な内容となっていますが、その中でも

学生~30代までの若い世代の方

にとっては特に大切な考え方について解説していきます。

まず皆さんに考えていただきたいのは、

わたしたちは、この世界のすべてを言葉や数値で表現できているのだろうか

ということです。

今回の記事では、この問いに対して次のような立場を取っていきます。

それは、

言葉にも数値にもなっていない世界が大半である

というものです。

この記事を読むと、

  • 既存の知識の枠組みにとらわれない自由な発想力を持つことができる
  • これからの時代、どこへ行っても通用する”武器”が手に入る

この記事を読まなければ、

  • 知識や思い込みから抜け出すことができず、ただ淡々とタスクをこなす人生を送ることになる
  • 淡々とタスクをこなす役割は、いずれAIや機械に取って代わられる(=職を失う)

職を失う」と示したように、従来の知識の枠組みに「当てはめる」発想では勝負にならない局面が始まりつつあります。

これまでの時代は、とにかくみんなが走る競争で速い人が大切でした。

(例)産業革命以降の「大量生産・大量消費社会」ではN倍化(規模の拡大=決められたタスクを素早くこなす力)が大切だった。

しかし、これからは誰もが目指すことで1番になる人よりも、あまり多くの人が目指さないアイデアで何かを仕掛ける人が圧倒的に重要になります

(例)地球環境やAIをはじめとしたテクノロジーの発達を考えると、「大量生産・大量消費社会」のモデルは限界を迎えつつあり、GAFAMに代表されるように”新たな発想”や”情報”が大きな価値を生み出す時代に突入している。

つまり、完全にゲームが変わったということです。

だからこそ、この記事では新たなゲームを戦う”武器”をみなさんに配りたいと考えています。

当てはめる限界

言葉や数値は、この世界に欠かすことのできないものですし、人間を人間たらしめているものと言っても過言ではないでしょう。

言葉や数値がなければ、これほど高度な文明社会を構築することは決してできません。

「ワンワン」「ニャーニャー」「カーカー」だけでは電球を発明することはできないのです。

もしそうでなければ、そろそろ人間以外の動物が電気を発明しても良いころではないでしょうか。

しかし、わたしたちは言葉や数値の偉大さと同時に、その限界についても知っておかねばなりません。

言葉にも数値にもなっていない世界が大半である

ということについては、これまでに述べてきました。

未知の深海生物を言葉で言い表すことはできませんし、まだ解かれていない数学界の難問を数値で説明するのも不可能です。

しかし、この記事で考えていく「言葉にも数値にもなっていない世界」とはそういった学問的な性質のものではなく、もっと身近なものです。

わたしたちは他人の話を聞いたり、本を読んだりしてすべてを理解した気になることがあります。

しかしそれだけで物事が理解できるでしょうか。

例えば、「○○屋のラーメンが一番美味しい」と友人からオススメされたとして、その信憑性はどれだけあるでしょうか。

僕には、そう言われて意気揚々と出向いてみたはいいものの、あまり美味しくなかったという経験が何度もあります。

この例を通してお伝えしたいのは、自分の直接体験した一次情報に勝るものはないということです。

あなたの友人がどれだけそのラーメンの味について細やかに説明してくれたとしても、自分が実際に食べてみなければ、味を完全に理解することはできません。

つまり、「言葉には限界がある」ということです。

言葉から離れて数値に関して言えば「経済成長率○○%」や「お客様満足度○○%」という数値は、物事の本質をどれだけとらえられているのでしょうか。

また、「世の中のすべてを数値で表すことができるのか」を考えれば、それは途方もないことであると想像できるかと思います。

数値の限界」を知り、数値の裏に隠されている本質を見抜く力が本当に重要なものなのです。

「当てはめない」超発想術3つのポイント

ここまでは、数値や言葉の限界について考えてきました。

そして、ここからは言葉や数値、「知識に当てはめない技術」について解説していきます。

当てはめない」のポイントは大きく分けて3つあります。

それは、

  • 一次情報を大切にする
  • 安易に説明(納得)しない
  • かけ算の発想をもつ

というものです。

それぞれ解説していきます。

一次情報を大切にする

1つ目の「一次情報を大切にする」については、これまで述べてきた通りです。

二次情報(他人の一次情報)や三次情報(出所のわからない情報)だけでは理解できない世界が多く存在しています。

本をたくさん読んで”わかった気”になっている人は多くいますが、それではすべてを理解することはできませんし、インプットだけで何かをものにすること(プロ野球選手の本を読むだけでプロ野球選手になるようなこと)は不可能です。

安易に説明(納得)しない

2つ目の「安易に説明(納得)しない」も大切なマインドセットです。

ラーメンを食べて「美味い」とか、景色を見て「きれい」とか、もっと極端な例を挙げれば、なんでもかんでも「ヤバい」と言う人も存在します。

この3つはとても便利な言葉です。

コクがある、スパイシー、出汁がきいている、うま味がある、ほどよい辛さ、芋がホクホク…

これらはすべて「美味い」と言ってしまえばそれまでですし、

水面がキラキラと輝いている、青い海、モクモクと浮かぶ雲、壮大な森林、紅葉の色合い…

どんな景色も「きれい」という言葉で事足りてしまいます。

どんなことにも「ヤバい」という言葉ばかり口にする人もたくさんいます。

これらは極端な例ですが、

簡単な言葉で説明する=深く考えない

ということであり、

語彙=その人の知覚の豊かさ

を表しています。

そして同時に、人は知識が増えると、目にしたり体験したりするすべてのことを既存の知識で説明しようとします。

無意識のうちに、自分のもつフレームに当てはめて考えてしまうのです。

つまり、”知りすぎ”は「新しい発想が生まれること」を阻害するということです。

そういった意味で、”知らないこと”や”未熟さ”、”若さ”は”武器”になり得ます。

また、多くの知識をもっている人もフレームから脱却する習慣として、

素人のように考え、玄人として実行する

金出武雄(京都大学 高等研究院 招聘特別教授)

という意識をもつことが大切です。

かけ算の発想をもつ

最後に「かけ算の発想をもつ」ということについて解説します。

これまでは「言葉や数値の限界」について考えてきました。

そして同時に「言葉や数値が人間を人間たらしめるものである」という点についても指摘しました。

これを踏まえ、注意点として強調しておきたいのは、

やはり言葉や数値を扱うことは必須である

ということです。

しかし、「安易に説明(納得)しない」でも述べてきた通り、既存の知識にはめ込んで考えると、斬新な発想は浮かびません。

そこで意識すべきは”かけ算”です。

例えばiPhone(初代)とは、「音楽プレーヤー」「携帯電話」「ネット通信機器」が1つになったものにすぎませんでした。

実際に、スティーブ・ジョブズもiPhoneの発表会見で、「これら3つを1つにしたもの」として紹介しています。

しかし、既存の3つのものを組み合わせたことで、世界は大きく変わりました。

つまり、あなたのもつ知識単体では勝負にならなくても、それらを組み合わせることで斬新な発想や革新的なアイデアを生み出すことができるということです。

ですので、言葉や数値には限界があるとしても、”かけ算”の発想をもって最大限活用していくマインドセットが重要なのです。

まとめ

今回の記事では「当てはめない超発想術」について解説してきました。

この記事でお示ししてきた

  • 一次情報を大切にする
  • 安易に説明(納得)しない
  • かけ算の発想をもつ

は、単なるマインドセットですが、これからの時代には強力な”武器”になり得ます。

まずはどれか1つでも、強く意識してみることから始めていきましょう!

それでは!ありがとうございました!

【参考文献】

「シンニホン」安宅和人 2020

「妄想する頭思考する手 想像を超えるアイデアのつくり方」歴本純一 2021

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