【脱根性】アウトプットの質を重視して人生を豊かなものに

働き方

はじめに

一所懸命にやっています

昨日も徹夜でした

責任感の強い若い世代は、毎日ヘトヘトになるまで働かないと仕事をした気になれず、ある友人からは「休んでいる時間は罪悪感を感じる…」という言葉を聞いたこともあります。

しかし僕は、こういった話を聞いたときに少々違和感を感じます。

人生の時間は有限です。そして「若さ」は何よりも大切な財産です。

今回の記事が、みなさんの「自分の時間をつくる勇気」につながれば何よりです。

労働時間重視からアウトプット重視へ

僕は、高校生から大学生までに3つのアルバイトを経験しました。

恥ずかしながら、給料が時給制だったこともあり、バイト後の予定がないときはゆったりと働いて時間を稼ごうとしたこともあります(アルバイトを経験した人なら思いあたる節があるのではないでしょうか笑)。

そのころは、「いつでもシフト入れます!」「長時間頑張ります!」ということが自分の価値だと思っていました。

仕事はお金を稼ぐこと」という認識と「長時間働けば働くほど給料がもらえる」ことから、自然と労働時間に価値を置いて働いていたのだと思います。

しかし今は、これとは少し違った考え方をしています。

現在、僕は平日に働き(週5勤務)土日は休みという働き方をしています。

週5日の勤務日は、仕事終わりの時間、いわゆるアフター5を充実させるために必死です。

本を読む、趣味のスポーツをする、ブログを書く、そんな自己投資の時間を何より大切にしています。

なぜ自己投資を大切にするのか、僕なりの答えは「選択肢を増やすため」です。

それではなぜ「選択肢」を重視するのか。その説明をするにあたり、ある実験をご紹介します。

ある実験(selingman,1967)では、別々のケージに入れた2匹のマウスに軽い電気ショックを与えますが、片方のマウスの入ったケージにだけ、電気ショックを止めるレバーがついています。そのレバーを踏むと、両方の電気ショックが止まる仕組みになっています。したがって、電気ショックを受ける頻度、回数はどちらのマウスも全く同じです。

何度か電気ショックを与えると、レバーのついたケージのマウスは、電気ショックを止める方法を学習します。レバーを踏んで自分で電気ショックを制御できるマウスと、何もできなくて、ただおびえるマウスでは、どちらがストレスの影響を受けるでしょうか。

結果は、電気ショックの回数は全く同じであったにもかかわらず、何もできないマウスのほうは、ストレスによって腫瘍ができ、衰弱が早いなど、より大きなストレスの影響を受けたのです。つまり、同じストレスを受けているのに、「コントロールできる」という感覚をもつだけで、ストレスの影響は消えてなくなるのです。

「学びを結果に変えるアウトプット大全」樺沢紫苑

自分のためにお金や時間をかけて自己投資を重ね、選択肢を増やすことは、状況の変化やストレスに対する耐性をもち、むしろ変化を能動的にコントロールし楽しむことにつながります。

世界の有識者が一堂に会し議論するダボス会議で知られる「世界経済フォーラム(WEF)」では、「今日生まれた子供が、将来働くときに現在存在しない仕事に就く確率は65%」や「2025年には半数以上の仕事はロボットなどの機械が担う」という衝撃の指摘がなされています。

自己投資を続け選択肢を増やすことで、 これからの激動の時代を自らの力で乗りこなし、楽しむ力をつけていきたいです。この感覚は、良い波を待ち、荒波を乗りこなすサーファーをイメージしていただけるとわかりやすいかと思います。

次の波を待つために準備をする、そんな時間を大切にしたいから、僕は労働時間ドリブンではなく短時間の労働でも成果を重視するアウトプットドリブンでありたいです。

また、日々の自己投資は「選択肢を増やすため」とお伝えしましたが、「アウトプットの質を高めるため」にも、僕にとっては大切な時間です。

まとめ

今回は、労働時間よりもアウトプットを重視したいという、個人的な見解をまとめさせていただきました。

選択肢を増やすことの大切さ」については、少しでも共感していただけていたら嬉しいです。

今回の記事には労働時間を減らす方法論がありません。ですので、すぐにアウトプットを重視し労働時間を減らす働き方に転換するには難しい部分もあるかと思います。しかし、生み出した価値(アウトプット)に着目することで、冒頭でご紹介した「休んでいる時間は罪悪感を感じる…」という方が穏やかに自分の時間を楽しむことができる、そんなきっかけになっていれば嬉しいです。

また、労働時間を減らす方法については、以前の記事でご紹介しておりますので、よろしければご覧ください!

合わせて読みたい

それでは!ありがとうございました!

【参考文献】

「学びを結果に変えるアウトプット大全」樺沢紫苑 2018

「イシューからはじめよ-知的生産の「シンプルな本質」」安宅和人 2010

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