はじめに
こんにちは!しょーです!
今日の記事は、
「インプットだけでは無意味!意味のあるインプットをするための最低条件とは?」
というテーマでまとめていきます。
この記事を執筆するに至ったモチベーション(大前提)として、
”入力”を増やしても”出力”に結びつけなければ何も変わらない
ということを声を大にして述べておきたいと思います。
知識の大きな目的は、知識そのものではなく、行為である
トマス・ヘンリー・ハクスリー(イギリスの生物学者)
どんなに素晴らしい本を読んだとしても、どんなに素晴らしい経験をしたとしても、行動が変化しなければ現状は何も変化しないのです。
わたしたちはそんな当たり前のことを忘れてしまいがちです。
言い換えれば、インプットに偏ってしまいがちだということです。
だからこそ今回の記事では、「インプットを決して無駄にしない」ということを強調していきます。
この記事を読んで、
- せっかくの努力を無駄にしない!
- 学びを何に使うかという視点をもつ
という大切な価値観を得てください。
そして、自分がインプットに偏っていると感じたときには、この記事を思い出し行動を改めるような”道しるべ”を目指していきたい思います。
それでは、ご覧ください!
「インプット:アウトプット=10:0」の過去

僕自身、仕事終わりに読書、休日にも読書…という時期がありました。
当時は「アウトプットに費やす時間がもったいない」と思っていたのです。
ですので、半年前に読んだ本の内容をまったく思い出せなかったり、昨日読んだ内容が何も身になっていなかったりといった前述の ”入力”を増やしても”出力”に結びつけなければ何も変わらない状態に陥っていました。
「夢をかなえるゾウ」で主人公が必死になって行ったガネーシャの教えがすべて、実は主人公の本棚に眠っている本の内容だったように、自分が過去に夢中になって読んだ本でもその内容はアウトプットに結びつけて生活に取り入れていかなければ忘れ去られていくのです。
本を読んでから2,3日はアウトプットを意識的に変えてみることもあるかもしれませんが、果たしてそのうちどれだけが定着し、わたしたちの成長や変化につながっているのでしょうか。
『「インプット:アウトプット=10:0」なんてそんな馬鹿な…』
と思った皆さん、あなたの本棚には忘れ去られた本はありませんか?
「ためにならなかった本」や「いらない本」ではなく、「読んだときはその内容に興奮した本」が眠っているかもしれません。
「読んだだけでわかった気になって何も変わっていない」
多くの人に「自己啓発本」が敬遠される最も大きな理由もここにあるのだと思います。
インプットだけで頭でっかちになっている”わかったつもり状態”を脱却しましょう。
「インプット:アウトプット=0:10」の過去

新卒1年目、僕は「やらなければならないこと」に追われていました
実際、数年経った今考えてみればそこまで多くの業務量があったわけではなかったのですが、”効率の悪さを時間でカバー”している状態だったのだと思います。
そんな時期は、インプットに費やしている時間はありませんでした。
ただ与えられた仕事を淡々とこなす日々だったのです。
これは、安宅和人さんが著書「イシューからはじめよ」の中で述べた”犬の道”の状態です。
「イシューからはじめよ」では、「解くべき課題(イシュー)を見極めること」の重要性が語られています。
それをせずに、ただ淡々とタスクをこなす状態こそが”犬の道”です。
つまり、どれだけ「答えのクオリティ」を高めたとしても「イシュー(課題)の質」が低ければ大きな成果を上げることも、生産性を高めることもできないのです。
”犬の道”は、
「なんでそんなことに時間を使っているの?」
という状態なのです。
ですので、誰もが陥りがちな”犬の道”を避けるためにも、正しいイシューを設定するための判断材料を質の良いインプットから得ることが大切です。
適度なインプットとアウトプットの比率を見つけることを重視していきましょう。
インプットとアウトプットの黄金比率

インプットとアウトプットは「どちらが重要」というものではなく、それらを車の両輪のように同時に回し続けることが大切です。
しかし、「インプット9割:アウトプット1割」のようなインプットに偏りすぎた状態では生かしきれない部分があるのです。
それでは、具体的にどのような比率がよいのでしょうか。
ここは僕の持論なのですが、教員として子どもたちに指導する立場の経験則として、「アウトプットの比率が高い方がよい」ということは、確信をもっていうことができます。(事実、近年はアクティブ・ラーニングや主体的・対話的で深い学びが重視されています)
インプット重視の「教え込み型」の授業では、身につくのは浅い知識のみであり、「主体的に生かす」という力は身につきません。
インプットとアウトプットの最適な比率をお示しするのは難しいのですが、「アウトプットが半分より多く、偏りすぎない比率」という意味で、
「アウトプット7割:インプット3割」 ほどを目指してはどうか、ということを提案します。
どちらにも偏りすぎない、絶妙なラインではないでしょうか。
実際には、現代の世の中には相当な量の”情報”が溢れかえっています。
インプットで得られる情報量は自然と大きなものとなっていくでしょう。
そのことも踏まえると、「7:3」という数字以上にアウトプットを強く意識することが必要であるとも考えられます。
実際は、人それぞれ「8:2がしっくりくる」とか「6:4がベスト」という肌感覚の違いがあるでしょうから、実践を通して模索することが何より大切です。
情報をうのみにせず、「入力⇒出力」の習慣を身に着けていきましょう。
まとめ
今回は、大ベストセラー「夢をかなえるゾウ」×「イシューからはじめよ」×現役小学校教員(教育のプロ)というかけ算の発想を基に、「インプットを最大限結果に結びつけるために」という内容についてまとめてきました。
繰り返しになりますが、”入力”は”出力”に結びつけるからこそ意味があります。
このことを強く意識し、行動を調整していくことが大切なのです。
また、アウトプットの方法については過去の記事が詳しいので、よろしければそちらもご覧ください!
それでは!ありがとうございました!
【参考文献】
「夢をかなえるゾウ1」水野敬也 2020
「イシューからはじめよ」安宅和人 2010
「アウトプット大全」樺沢紫苑 2018
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