【グラデーション】世界を”二分”しない習慣【紅白ロゴ】

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はじめに

こんにちは!しょーです!

今日の記事は、

紅白歌合戦のロゴがグラデーションに?「完全な白がない」というツッコミは危ない発想?

というテーマでまとめていきます。

この記事は、「紅白歌合戦のロゴ」を題材に世界を正しくとらえるヒントを得ることを目指したものです。

上で紹介した紅白歌合戦公式Twitterアカウントのツイートによれば、

  • 番組ロゴが今年から新しくなったこと
  • このロゴはグラフィックデザイナー・佐々木俊さんによるデザインであること

がわかります。

このツイートに対する一般ユーザーのリプライ(返信)を見ると、

垣根がないっていいですね

素敵なグラデーション

という肯定的な声も多い中、

白がないじゃないかよ

をはじめ、若干の否定的な声も見受けられます。

この記事では、紅白歌合戦の番組ロゴをヒントに対立・誤解をもたらす”分断本能”について考えていきます。

この記事を読むと、

  • 先入観を取り払い、世界を正しくとらえられるようになる
  • 差別問題解消への大きなヒントを得ることができる


この記事を読まなければ、

  • 無意識のうちに他人を差別してしまう
  • 不必要な線引きによって敵を作ることになる

「無意識の差別」を解消し、正しい行動をとる力を身につけましょう。

分断本能とは

まず、分断本能という言葉について解説していきます。

分断本能とは、もともと「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」でハンス・ロスリングが述べた人類の10の思い込み(本能)のうちの1つです。

「FACTFULNESS」はビル・ゲイツやバラク・オバマが絶賛したことでも知られる世界的名著です。

「FACTFULNESS」の中での分断本能とは、「先進国と途上国」という思い込みを例に挙げて語られています。

これによれば「先進国と途上国」という分類はもはや実情に則しておらず、「レベル1〜4」という段階で分類すべきだと述べられています。

この段階は、絶対的(この国はこう)なものではなく、時間の経過とともにすべての国がレベル1からレベル4へ向けて変化していくことが、データをもとに示されています。

それぞれのレベルの例を挙げれば、

レベル1:徒歩

レベル2:自転車

レベル3:バイク

レベル4:車

というように、移動手段や調理方法が時間の経過とともに変化していくというイメージです。

日本の歴史を顧みると、着実にそのような段階を踏んできたということが確かに当てはまっていることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

しかしわたしたちはなんとなく、「先進国と途上国」という思い込みをもって世界をとらえてしまいがちです。

アフリカと聞いてイメージする貧しい(レベル1、2)生活は、随分と減っているのです。

世界を二分してとらえる分断本能とはこのようなものであり、思い込みにとらわれてしまっては世界の見方や判断を見誤ってしまいます。

だからこそ、紅白歌合戦の紅組(女性)と白組(男性)の区別は危険な分断本能と隣り合わせであることを取り上げていきます。

紅白歌合戦の番組ロゴが意味すること

“分断”の対局にある概念、それは”グラデーション”です。

そして、冒頭で紹介した紅白歌合戦の番組ロゴはまさにグラデーションを表しています。

紅白歌合戦は、もともと男女で2チームに分かれて歌を歌い合う番組です。

しかし、男女という性(ジェンダー)の問題も近年大きく取り上げられています。

LGBTQという言葉があるように、身体の性に限らず心の性、恋愛対象、「性を選択しない」ということも含めて広く一般常識として認められてきています。

このQ(わからない、決めていない、迷っている)の存在が認められつつある中で、紅白をハッキリと分けることはまさに、上述の分断本能が働いている状態と言えるでしょう。

ですので、新しいロゴは世界を正しくとらえ、差別意識を解消する第一歩となり得ます。

冒頭で紹介した、

白がないじゃないかよ

という声は、文脈こそ違いますがとても鋭い指摘でグラデーションの世界には「完全な赤」も「完全な白」も存在しないのです。

例えば、職場での人間関係で「自分が完全に正しい」と思ったときには注意が必要です。

それは、あなたの立場、あなたの人生、あなたの性格、あなたの先入観という文脈からそう思い込んでいるだけで、100%正しいことなど存在しないのです。

より理解を深めるために、全く逆をイメージしてみると、自分が100%正しいとき、相手が100%間違っているのです。

果たして、100%間違っている人など存在するのでしょうか?

大切なのは、物事を見つめる色眼鏡を取り除くことです。

まとめ

今回の記事では、紅白歌合戦のロゴを題材に分断本能について考えてきました。

このような思い込みは、男女や先進国・途上国に限らず生活の中にたくさん存在しています。

世界が敵・味方のように見えてきたときには、紅白歌合戦のロゴやグラデーションという言葉に立ち返り、世界の正しい姿をとらえられるようにしてみてください。

この記事が、みなさんの正しい判断や言動の指針となることを願っています。

それでは!ありがとうございました!

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