【将来の夢】「将来の夢≠職業」視野を広げて豊かな人生を

ライフスタイル

はじめに

僕は小学校教員という職業柄、子どもたちの”将来の夢”を耳にする機会が多くあります。

警察、消防士、サッカー選手、パイロット、ケーキ屋さん、保育士、YouTuber…

そういった話題には、たくさんの”職業”が挙がります。

しかし、僕はこれに少し違和感を覚えます。

将来の夢とは”職業”に限られたものではないはずです。

職業に限らず、行きたい場所や食べたいもの、見てみたいものはたくさんあるはずです。

それなのに、”将来の夢”を尋ねると、多くの子が”職業”を答えます。

これは一種の思い込みのようなものだと思います。

わたしたちは無意識のうちに「将来の夢は?=将来何になりたいの?」であるかのようにとらえてしまっているのではないでしょうか。

今回の記事では「将来の夢=職業」の発想から脱却することで、あなたが「本当にやりたいこと」や「本当の意味での”夢”」を発見することを目指します。

本当の”願い”や”目的”を意識することで、より良い未来へ向けて歩みを進めていきましょう!

将来の夢は職業

仕事とは、言ってしまえばお金を得るための手段です。

確かに仕事には、「他の人の役に立つ」など将来の夢となり得る要素はあります。

しかし、前述の通り本来の””という言葉は”職業”に限定されたものではありません。

少なくとも、”職業”がすべての人にとっての”本当のゴール”というわけではないはずです。

例えば、将来の夢が”警察”である場合、

警察という職につきたい

ではなく、

警察になって平和な世の中を作りたい

という方が””という言葉の本当のイメージに近いものなのではないでしょうか。

消防士=火事の被害を少しでも減らしたい

サッカー選手=サッカーを通して夢を与えたい、大好きなサッカーをプレイし続けたい

パイロット=世界の空を飛び回りたい、飛行機を操縦してみたい

ケーキ屋さん=美味しいケーキでお客さんを笑顔にしたい

保育士=子どもたちの成長を見届けたい

YouTuber=人々を笑顔にしたい、好きなことをして生きていきたい

このように、「職業を通して叶えたい本当の夢」が存在するはずです。

職業とは、手段です。

○○をして働きたい」という思考でストップするのではなく、「○○として働くことで○○を叶えたい」という”本当のゴール”が存在するのです。

ですので、子どもたちに将来の夢を尋ねて”職業”を答えたときには「どうして○○になりたいの?」と目的を聞いてみてください。

その目的にこそ”人生の夢”が込められています。

これからのキャリア観としての”夢”

あなたの仕事はなくなる」「今の子どもの65%は現在は存在しない職業に就く」という予測を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

近年のAIに代表されるテクノロジーの発展は目覚ましく、そういったAIや機械などによって、多くの仕事は機械に取って代わられると考えられています。

このことが、何を意味しているのか。

それは、「将来の夢=職業」という発想の時代が終わるということです。

成立しなくなる」と表現したほうが正しいのかもしれません。

将来の夢=職業」という思い込みに縛られていた場合、”パイロット”という夢のためにすべてを捧げている人は、すべての飛行機が自動操縦となったときにどうなるのでしょうか。

「パイロットになる」という夢がついえた瞬間にすべてを失ってしまうのでしょうか。

多くの場合、そうはなりません。

パイロットという職業に就くことのみを追いかけていた人は、夢に破れて初めて「本当にやりたかったこと」を問い直します。

世界を飛び回りたい、大好きな飛行機にかかわる仕事に就きたい…

パイロットが必要なくなったとしても、飛行機にかかわる職業や世界を飛び回り活躍する職業は存在しています。

そうして、職業の背景に隠されていた本当の意味での””に気づくのです。

以上の例からもわかるように、これからの時代には「夢=職業」と安易に考えるのではなく、人生の””となる部分を問い直すことが求められているということです。

まとめ

今回は「将来の夢=職業」という思い込みについて考えてきました。

この思い込みは、人生における本当の””や””からあなたや子どもたちを遠ざけるものです。

これを機会に、「職業にとらわれない形での夢」や「やりたいこと」、「理想とするライフプラン」について考えてみてください。

これからのあなたが進むべき道筋が見えてくるはずです。

それでは!ありがとうございました!

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