はじめに
毎日のルーティンワークをただ淡々とこなしていく。
朝起きて、仕事や学校へ行って、帰ってきて夕飯を食べ、入浴をすませたら眠ってまた朝が来る。
そんな単調な日々に嫌気がさしてくる。
そう感じたことはありませんか?
今回は、そんな日々に彩りを与える「比較」を意識した生活のしかたについてまとめていきます!
人は「変化を好む飽きやすい生き物」だった
日々の生活で新たな変化や発見はありますか?
「こんな単調な毎日に発見なんてあるわけがない」そんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
まず第一に、人は「変化を好む生き物」です。例えば、どれだけ美味しいものだったとしても、毎日毎食同じメニューを食べなければならないことは多くの人にとって喜ばしいことはないでしょう。どれだけのお金を稼いで成功していても、単調な日々には嫌気がさしてくるのです。
ですので、はたから見ると「あの人はたくさん稼いでいるし幸せだろう」と思える人でも、単調な日々が続けば、現在の生活にうんざりしてしまうということです。
しかし一方、この「変化を好む志向」をもたず、現状維持を続けていれば文明はここまで発展しなかったことでしょう。
そういった側面からも、どれほど人類にとって「変化」が大切でかかわりの深いものであるかをご理解いただけると思います。
「変化」を好むわたしたちにとって、「単調な日々がつまらない」という問題は決して他人事ではないものなのです。
ここからは、そんな「単調な日々」から脱却する、すぐにでも実践可能な方法をご紹介していきます!
「単調な日々」から脱却する4つのポイント
「単調な日々が嫌なら転職してください」「変化を求めるのなら引っ越すことです」
このような方法もたしかにあり得ますが、多くの人にとってすぐに実現することは難しいでしょう。
そこで、実現可能性の高い方法として、「身近ではない文化・価値観・情報に触れてみる」ことを提案します。
それでは解説していきます。
僕は北海道出身ですが、大学時代、別の都道府県や海外の学校へ訪問し勉強させていただく機会がありました。
そこで出会った光景は何もかもが新鮮でした。
海外での一例をあげれば、日本では小学2年生必死に暗記する「九九」が当然のように壁に貼ってあり、九九を完璧に覚えなくても計算できるようになっていたのです。
「九九がわからないから上の学年の学習についていけないというのはおかしな話だ。」というのがこの学校の立場です。電卓やスプレッドシートを当たり前のように活用できる時代に、九九を覚えられないからといって「算数嫌い」になるというのはたしかにおかしな話です。
そういった数々の文化や価値観に触れ、帰国し日本の学校現場を見ると、「なぜこうなっているんだろう」ということが山ほど出てきます。そして、どうしても日本の教育現場が「画一的」であるという面を気にせずにはいられなかったのです。
もちろん、海外の教育をそのまま日本に取り入れたほうがよいと言っているわけではありません。
しかし、普段の生活の中で何の疑いもなく眺めていた光景が、異なった文化や価値観に触れてみることで新鮮に、違った姿に見えてきたのです。
そこで、僕が提案するのは
- 普段生活していないところへ出向いて自分の住む土地との違いを意識してみる(食文化や建築、植生も含めて)
- 本を読むことや映画を観ることを「自分と違う価値観」「自分と違う人生」に触れる機会としてとらえる。
- 「盗人にも三分の理」を認める。他人の考えをシャットアウトしない。
ということです。
そして可能であれば、
- 自分の生まれ育った土地以外の場所で生活してみる。
ということにもチャレンジしていただきたいと思います。同じ日本でも東京と北海道では文化がまったく違いますし、同じ北海道の中でも札幌と羅臼ではすべてが違うはずです。
自分の周りの狭い世界に閉じこもるのではなく、他の世界との比較を通じてより充実した日々を送っていきましょう!
まとめ
今回は「単調な日々」を脱却する方法として4つポイントについてまとめさせていただきました。
私たちは、どうしても自分の身近な環境にとらわれ偏ったものの見方をしてしまいがちです。
偏ったものの見方では、出るべきアイデアも出ないことを胸に刻んでおかねばなりません。
多くの発見は比較することから生まれるのです。
まずは自分の身近な環境から一歩踏み出し、広い世界に漕ぎ出すことから挑戦してみましょう!
それでは!ありがとうございました!
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